「Appleの成長は鈍化しているのでは?」そんな市場の懸念を、圧倒的な数字で吹き飛ばす決算が出ました。
日本時間の今朝発表されたAppleの2026年度第1四半期決算。蓋を開けてみれば、売上高は約20兆円以上(1,438億ドル)という、過去最高記録を更新。これは単なるインフレの影響だけでは説明がつかない規模です。
今回の決算詳細を見ると、Appleが静かに、しかし確実に「次のフェーズ」へ移行していることが分かります。私たちのデジタルライフがどう変わるのか、決算の数字と新戦略から読み解いていきましょう。
#1
iPhone 17「スーパーサイクル」の正体
iPhoneの売上が前年比23%増を記録しました。成熟したスマートフォン市場において、この二桁成長は異例中の異例です。
この背景には、いわゆる「スーパーサイクル(大規模な買い替え需要)」があります。特にiPhone 12や13などの旧モデルを大切に使ってきたユーザーが一斉に動き出したようです。
バッテリー寿命や処理速度の限界を感じていた層が、最新スペックへ移行しました。
「Apple Intelligence」の実装により、新しい体験への期待が高まりました。
Android端末からの移行数も2桁成長とのこと。エコシステムの強さが際立ちます。
ただし、Proモデルを中心に在庫不足が発生している点は相変わらず。「欲しい時にすぐ手に入らない」というプレミアム感(あるいは供給課題)も、Appleらしいと言えばAppleらしいですね。
#2
中国市場での驚くべきV字回復
ここ数年、現地メーカーの台頭により苦戦が伝えられていた中国市場ですが、今回の決算でその懸念を一掃しました。
中華圏 売上成長率
+38%
前年同期比
38%増という数字は、単なる回復を超えた「再加速」を意味します。競争が激化する中でも、ハイエンド端末としてのiPhoneのブランド力は依然として健在だったようです。これにはTim Cook CEOも胸を撫で下ろしているのではないでしょうか。
#3
Googleとの提携と「声を出さない」新技術
Googleとの戦略的パートナーシップ
今回、AppleはGoogleのAIモデルをパートナーとして採用することを認めました。
「汎用的な検索や知識はGoogle、プライバシーに関わる処理はApple」という明確な役割分担です。自前主義にこだわらず、ユーザーにとってベストな体験を選ぶ現実的な判断と言えるでしょう。
イスラエル企業「Q.ai」の買収
さらに興味深いのが、約3,000億円規模での「Q.ai」買収です。この企業の持つ技術が、ウェアラブルの未来を変えるかもしれません。
“顔の微細な筋肉の動きを読み取り、声を出さずに発話内容をテキスト化する”
つまり、満員電車や静かなオフィスで「ヘイSiri」と声を出す必要がなくなる可能性があります。口を動かすだけで操作できる未来。
これ、AirPodsや将来のスマートグラスと組み合わせれば、SF映画のような「念じるだけで操作」に近い体験が実現しそうです。少し不気味ですが、ワクワクしませんか?
#4
まとめ:Appleの「攻め」が始まった
日本の売上も、円安(1ドル140-150円台)が続く中でドルベース成長を維持しています。これは日本市場でもiPhone人気が根強いことを証明しています。
完全な復調
ハードウェアとサービスの両輪が噛み合い、盤石の体制へ。
未来への投資
「サイレント・スピーチ」などの新技術が、次世代デバイスの進化を予感させます。
今回の決算は、Appleが守りから攻めへと転じたことを強く印象づけました。私たちガジェットファンにとっては、これからの新製品ラッシュに向けて、しっかりとお財布の準備をしておく必要がありそうです。
